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心理療法(サイコセラピー)

【心理療法(精神療法)について】
 心理療法(サイコセラピー)とは、精神療法とも呼ばれています。個人の心理的側面に注目し、さまざまな手法を用いて、バランスを失った『適応』を、再度取り戻そうとする手法の一つです。自らの性格を見つめなおし、客観的に症状を評価し、無理のない最良の形で、「知」・「情」・「意」をまとめあげ、さらなる心理的・身体的健康を取り戻すことが目的です。
 心理療法の面接は、精神医学や臨床心理学を知識や技能を基礎として、行われるものです。もちろん、宗教的な悟り、呪術的な暗示、哲学的な教訓、歴史的な民間療法などとは、明らかに区別されるものです。

【心理テスト】
 『性格検査』と『知能検査』があります。検査は、面接で行うもの、質問紙に解答してもらうもの、書き込むテスト形式のものなどが、幾種も用意されています。性格の傾向を見たり、自覚症状を確認したり、不安感や憂うつ気分に点数を付けたりするのが、性格検査です。子供や大人、お年寄りなどの知的側面を知ろうとするものが知能検査です。
 心理テストの結果は、心理療法のなかで利用されることが、一番有効です。単に結果を見るだけでは、あまり意味を持ちません。それは、自分の「知らない部分」や「知られたくない部分」、「認めたく部分」などに重要な結果が出されることもあるからです。

【どんな『面接』をするの?】
 心理療法の面接には大きく分けて、「診断面接」と「治療面接」があります。その名前の通り、心理的側面に注目し、診断するまでの面接が診断面接です。1回4、50分の面接で、4、5回を必要とします。心理テストを組み合わせて行う場合もあります。
 診断面接の結果、相談内容に対して、心理カウンセリング治療が有効と判断された方が行うものが治療面接です。期間を設定して行うものや、目的を設定して行うものなどがあります。

【担当するのは『誰』なの?】
 私どもで心理療法を担当する者は、『臨床心理士』の資格を有しているスタッフです。これは、大学院の修士課程を修了後、医療機関で実務経験を有し、事例の指導を受けて、はじめて受験資格が与えられるという、国内で最も権威のある「財団法人臨床心理士資格認定協会」の定める資格です。
 また、さらに、精神医学的側面のサポートには専門の精神科医(厚生大臣の認定する精神保健指定医)があたります。
 心理療法の中で語られる内容は極めて私的なことが多いわけです。語られたプライバシーの秘守義務には最大限の注意を払い、絶対に漏出することはありませんので、安心してご相談下さい。

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